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囲碁にぼやきのマナーはある?【ちょっと面白い伝統文化】

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みなさんはNHKの囲碁番組でぼやきを見たことがありませんか?

「ぼやき」とは、対局中の独り言のことです。囲碁や将棋以外でも、ぼやくという言葉は使われますね。

囲碁のぼやきは一種の名物みたいになっていて、ぼやきが面白い棋士は数名います。

しかしアマチュアの対局ではぼやきで気分を害される方もいて、対局中は静かにすべきなのか、自由にぼやいてもいいのかは議論が生まれる部分です。

この記事では、囲碁歴18年、元県代表の僕からの視点で、囲碁のぼやきについて考えてみようと思います。

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囲碁でよく見るぼやきとは?

囲碁でよく見るぼやきとは?
囲碁のぼやきとは、対局中に無意識に言ってしまう独り言のことです。

囲碁の対局では長い時間、一人で考え込むので、自然と感情が言葉として表に出てしまうことがあります。日常生活でもちょこっと独り言が出てしまうのと同じような感覚です。

NHKの囲碁番組を見たことがある人なら知っているかもしれません。

実は囲碁界には、ぼやきが特徴的すぎて有名な棋士がいるんです。

例えば趙治勲さんとか王銘琬さんとか、ぼやきが激しくて普通に面白いです。
囲碁を知らない人でも笑えるシーンなので、ある意味貴重かなと思いますね。(びっくりするとは思いますが)

依田紀基九段と趙治勲名誉名人の伝説のぼやき対決

囲碁でのぼやきにルールはある?

囲碁でのぼやきにルールはある?
日本棋院が定めている日本棋院囲碁規約によると、ぼやきを制限する規約はありません。

この理由として、ぼやきの程度を測る方法がないことや、ぼやきによって着手に出た影響を正確に検証する方法がないことが考えられます。

このように規約がないので、棋士たちは個性のあるぼやきをたくさん披露してくれています。

中にはそこまでやるのかと思われるぼやきもありましたが、棋士にとってはぼやきで着手を乱される方が悪い、と言う考え方らしいです。

ちなみに昭和の棋士は結構ぼやきが多めで、若手棋士はふとした瞬間にボソッと呟くような印象があります。

囲碁の一般常識に基づくぼやきのマナー

囲碁の一般常識に基づくぼやきのマナー
僕は囲碁の対局中にぼやくのはマナー違反だと思っています。

ぼやきはかなりの確率で相手を不快にさせてしまうし、内容によってはイライラさせることもあります。

対局するのが部屋に1組だけの場合、対局相手が無視して打てば良いだけの話ですが、同じ部屋で複数組が対局する場合、他の人たちにとっては迷惑です。

無駄にぼやくと囲碁教室全体の雰囲気を壊しかねないので、なるべくぼやきは控えるのがマナーです。

とはいえマナーのレベルでしかなく、ぼやく相手を罰する方法はありません。
相手がぼやく人だった場合、無視して打ち続けるか、広い心で「そうね」って受け流すことをおすすめします。

ぼやきは囲碁に効果がある

ぼやきは囲碁に効果がある
実はぼやき(独り言)には、思考力を活性化させると言う役割があります。

これはアメリカのウィスコンシン大学の研究チームが発表した内容です。

彼らはA,Bの2つのグループに対して様々な絵の中から対象物を探し出させると言う実験を行いました。片方のグループだけ対象物を声に出しながら探させたところ、声を出すグループの方が見つける速度が速くなったそうです。

この結果から独り言によって認知機能の向上が得られたのではないかと言う考察がつけられています。

さらにイギリスのケント大学の研究によると、独り言は自己暗示の1種だとされており、独り言によってパフォーマンスが向上するという報告があります。

以上の研究結果から、独り言が脳の思考力を活発にする効果があると考えられます。

つまり囲碁のように思考力をフル回転させる競技においては、ぼやきは効果があると考えられています。

ちなみに独り言が多いと精神疾患になりやすいと言う話もありますが、独り言の内容はポジティブだったり考えを活性化させる場合はむしろ良い影響を与えることがわかっています。

囲碁の対局中はぼやきに気をつけよう

囲碁の対局中はぼやきに気をつけよう
ここまで囲碁とぼやきについて紹介しましたが、みなさんはどのように感じましたか?

囲碁においてぼやきは効果的ですが、マナーの面では控えるべきだと思います。

どうしても出てしまうボソッとしたものなら気にしなくても大丈夫ですが、いくら自分がスッキリするからといって、大声で喋るのはNGです。

ぼやきはかなりの確率で相手を不快にさせます。楽しく雰囲気よく囲碁を楽しみたいなら、ちょっと気をつけるようにしましょう。

ちなみに某棋士の先生は、ぼやきを抑えるためにハンカチを手に持って、口元に当てるようにしていました。
どうしても抑える自信がない人は、こんな感じで工夫すると良いかもしれないですね。

とはいえ、ぼやきは囲碁の伝統的な面白みの一つでもあります。

特に気分が悪くなるとかでなければ、広い心で笑ってあげることもコミュニケーションの方法です。

僕はぼやき反対派ですが、何かしらの形でぼやきが残るのも悪くないかなぁと思ったりもします。

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yuki
福岡県出身 東京都在住 ・6歳で囲碁を始める ・14歳:初段 ・現在:野狐囲碁七~八段 ・主な実績 ・CCTV全国大会 ベスト32 ・ゆうちょ杯全国大会出場 ・全国高校選手権 全国大会出場 ・関東世界アマ選手権予選ブロック決勝進出

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